2週間前までの涼しく過ごしやすい気候はどこへやら、急に冷え込み、「冬はすぐそこ!」と言わんばかりの寒さになりました。特に朝晩が寒く、まだ早いかもと思いつつ、押入から毛布を引っ張り出してきたところです。
とは言いつつも、日中はまだ日が差せば暖かい。
そんなわけで、今日は当事務所から徒歩で20分ほどの距離にある百毫寺に参拝してきました。
白毫寺は、高円山の麓にあるお寺で、境内から西を望めば奈良市街を一望できるようになっています。自分の住む街を見渡すのは少し不思議な気分ですが、普段、街ですれ違う方々がこの家々に住んでいて、生活があって、この町があるのだなと思うと感慨深い気持ちになりました。
また、白毫寺は花のお寺としても有名です。特に3月~4月ごろに咲く五色椿が素晴らしく、紅や白、ピンクなどの色が重なりあって咲く姿、さらに地面に散らばる花弁はとても美しい様です。五色椿は「奈良三名椿」に数えられ奈良県の天然記念物でもあります。
今の時期は、紅葉にはまだ早いですが、萩や寒桜が咲いておりました。
そして何よりお寺には、阿弥陀如来坐像をはじめ地蔵菩薩像や文殊菩薩像、閻魔王像などがご安置されておりました。
この奈良市街を一望できるお寺から人々の暮らしを見守ってくださっているような気がします。