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正倉院の秋

もみじの葉がすっかり赤くなり、寒さが際立ってきました。
落ち葉の量も増え、毎朝の掃除が大変ですが、寒さに負けず頑張っていきたいところです。

今日は、先日行ってまいりました正倉院展について書かせていただきます。
「正倉院」と聞くと学校の歴史の授業で聞いたことがある方が多いと思いますが、正倉院展とは年に一度、東大寺正倉院宝庫に収められている聖武天皇の遺愛品や東大寺に関連する品々などの宝物を点検すると同時に、そのいくつかを一般に公開する展示です。つまり、正倉院宝庫に保管されている約1300年前に作られた宝物を見ることができる、年に一度の機会なのです。1300年も前からの伝世品は非常に貴重で、またその保存状態も良いことから、宝物を一目見ようと毎年多くの方が正倉院展に訪れております。ですので、毎年、正倉院展の時期は朝から奈良国立博物館の前に長蛇の列を作っているのが印象的でした。朝からなかなか途切れない列を今まで見ていたので、すぐ近くと言えど足を運ぶ気になれなかったのですが、去年に引き続き今年も時間指定前売り券が導入されたので、「今年こそは!」と思い、前売り券を購入し、鑑賞に行ってまいりました!

実際に正倉院展で数々の宝物を観て感じたのは、実物を見るというのは偉大な体験だということです。今まで資料集などの写真は見ていましたが、実物を見るのとでは感じ方が全く違いました。まず実物が目の前にあるというのが非常に感慨深く、1300年前にその品を作った人や使っていた人がいて、今、私がそれを観ている、という事実のなんとも不思議なこと。ロマンを感じるとはこういうことを言うのでしょうか?(笑) なかなか味わうことのない不思議な感覚でした。

また、器や楽器などは360度どの方向からも見ることができたので、「この部分はこうなっているんだ」とか、「こんなところに鳥が描かれている」とか、細部まで見て、構造を知ったり、柄や模様、色を楽しんだりすることができました。他にも、当時の生活や仕事がわかるような書簡なども展示されていて、今も昔も人が考えることはそう変わらないのかもしれないと思わせるものもあり、非常に面白かったです。

やはり、知識だけ、文字や写真からだけでは分からないものがあるなと、実際に自分で見る経験は他に代え難いものだと学ばせていただきました。

そして、それは、どの世界でも同じことかもしれないなと思います。
ぜひ、住宅や土地を購入の際は、内見はもちろん、住みたいエリアを歩くなど、ご自分の目で確かめ、感じたことを大切にしてくださいね!

※第73回正倉院展は2021年11月15日をもって会期を終了しております。

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