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若草山焼き

今月22日に、若草山焼きが行われました。

毎年1月第4土曜日に開催されている奈良の風物詩ですが、昨年は雨の影響もあり充分に実施されませんでした。
そのため、今年は実に2年ぶりの開催でした。

山焼きは江戸時代末期ごろからあったようで、その起源は若草山頂上の古墳に眠る霊魂を鎮め供養するためだそうです。
明治33年に夜間行事となり、戦後昭和21年から花火の打ち上げなどの様々な催しが実施されるようになりました。

高畑から若草山はすぐそこなので、花火が打ちあがる音がとてもよく聞こえ、山が燃えてる様もよく見えます。

昼間は古いお札やお守り、しめ縄などを焚き上げる「春日の大とんど」が春日大社境内の飛火野で行われており、このお焚き上げの火から頂いた御神火を火種として若草山に火がつけられています。

点火の前には東大寺の僧侶らによって読経などの儀式が行われます。
奈良の防火と世界の平和を祈る神仏習合の行事が山焼きなのです。

今年は感染対策もあり、山周辺での観覧は事前予約となっていたようですが、平城宮跡や西ノ京にある大池など若草山がきれいに見えるスポットは多くあります。
また春日の大とんども当日持ち込みでも受け付けてくれますので、奈良にお住みの際はぜひ足を運んでみてください。

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